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妖怪ウォッチが人気の理由を考える。感想と、気づかされた【二番煎じ】と【後釜】のシステム 

 

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妖怪ウォッチが最近人気だ。ジバニャンやフユニャン。更にはウィスパー等子供達に異様なほどの人気を見せるゲームが最近話題だ。そんな「妖怪ウォッチ」は一体なぜここまでの人気を持つことが出来たのだろうか?

 どもでーす。

最近ようやく買い物に行ける体力が戻りつつあります。そんな自分ですが、今回は何故”妖怪ウォッチ”が人気なのは何故かということを色々考察していきたいと思います。

 現在真打が出るので実質本家と元祖は結構安いです。中古では3500円程度かなと。いや、完全版商法が早すぎてびっくりしてしまいましたが( ´'ω'` )。

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 世界が壮大な椅子取りゲームだとして、その席に座るシステムの1つが辞退した時に、一斉に商業主義はその1つの席を奪い合う。そうやって時代が自分の世界に追いついてくるのだと、社会はそれをいつも証明してくれる。そして1つの時代が去り、新しい時代がやって来るのだ。

――最近、妖怪ウォッチというものが非常に流行っている。僕の親戚の子供はみんな赤い猫の虜になってしまった。別に悪いことではない。自分が幼少期の時にはポケットモンスターが流行し、一目散に駆け寄り、赤緑を発売当初に買った猛者だ(自分でいうのはどうかと思うけど)。それくらいだから別に子供が娯楽やコンテンツにハマるのはある一線を超えない限りは大丈夫だと思う。ここでいう一線とはソーシャルなどでいう破産だ。月に1万程度ならまだいいが、3万・5万と注ぎ込む子供にだけはなって欲しくない。ついでに言うと自分みたいな人にもなって欲しくない。

そういう意味では健全な趣味だろう。最近はあの独特なキョンシーがハイテンションになったような動作を繰り返し、ダイナミックに時計を見るというなんという純粋な人間の動きだろうと関心した。勿論僕はあのダンスに1分も持たないで疲れ果てる。ああいう踊りはある意味人を元気にさせるのかもしれない。自分は恥ずかしさで苦しくなるが、子供はアクションや動作などに惹かれることが大きいと感じた。昔の自分もハイホー、ハイホーと言う踊る労働兵に少なからず嬉しさを隠せなかった事を覚えている。 

 

だが、こういう人気作品が新しく登場するとよく番組やネット界隈では何故人気になったのかという内容がよく取り上げられるが、そこには非常に練られた戦略や思考があったのは事実だ。

何より僕は非常に運が良かったと思っている。それは、ちょうど自分の中でも何かが足りない主役が次々と終わり、次世代の黎明期を待ち望んてたのかもしれない。

 妖怪ウォッチの販売戦略は、商品展開やゲームやアニメなど様々な方面でのヒットを狙ったのは明白であり、特に宣伝も上手かった。

レベルファイブではガンダムAGEという作品を手がけたことがあるが結果的に消費者に人気が出たとは言い難いものだった。これは、俗にいうコロコロコミック宣伝の失敗でそれからレベルファイブは様々な学習をしたのだと考えさせられる。

当時の自分はガンダムAGEのネットの反応に驚いた。挙句の果てに好きな人を晒しあげるスレッドなども立つほどで、これほどネットの質の低さを嘆いたことはなかった。同時にこの辺りからネット掲示板を信用しなくなった。

話を戻すと、妖怪ウォッチというゲームは多角メディア展開を前提として作られた3dsのゲームだ。これは前作のダンボール戦機イナズマイレブンなどと同じ商品戦略をだ。wikipediaでは

妖怪ウォッチ』(ようかいウォッチ)は、レベルファイブから2013年7月11日に発売されたニンテンドー3DS専用ゲームソフト。『イナズマイレブン』シリーズ、『ダンボール戦機』シリーズに続くレベルファイブクロスメディアプロジェクト作品である。先行する二作品と同様にコミックやアニメなどによる多角メディア展開を前提として企画された。

という説明がされている。レベルファイブは結構メディア展開に評判があり、次々とメジャーなタイトルを出し、今や一躍大手企業レベルの売り上げを達成している。その売り上げを達成した理由はやはり”子供世代の獲得”だろう。

また、アングラなネタや昔のネタ等様々なパロディネタを引っさげるところから見ると大人世代も楽しめるように作られているように感じた。いきなりターミネーター様な音楽が流れてポーズを決める機械人形に「すげー!」と喜ぶ子供の前でクスッと笑ってしまう大人たちのなんとも言えない家族の団欒が映って仕方がない。そうやって大人や子供など多数の子供が楽しめるのはある意味初めてかもしれない。

僕がこの時気づいたのは「あれ、そういえばこういうアニメ最近無かったな」というのが本音である。二番煎じでは無く完全な後釜作品だとこの時気づいた。

この後釜とは別にポケモンというものを指していうのでは無い。そもそもこの言葉の意味を勘違いしている人が多いが、後釜とは

 前の人に代わって、その地位に就く人。後任者。

 という意味が有る。終わりを迎えそうな作品や終わったものに対して、新しくその席を座る後継者という意味合いが強い。なのでポケモンはこの時点ではまだ終わる事も無いので後釜という言葉とは少し違う意味になる。

となればなんの後釜になるのかという事になるのだが、それはパロディやネタに特化したアニメという立ち回りだ。自分の考えではケロロ軍曹こち亀銀魂などのアニメである。パロアニメというのがいいのだろうか。妖怪ウォッチではそういうネタが分かると二度美味しいアニメだ。そもそも妖怪ウォッチは、にゃんパチ先生や太陽に吠えろ等のパロディのせいで一時期放送中止になった事もある。とあるサイトねたりかでは、

 クラスメートや先生たちにどうでもいいウソをつかせる妖怪“U.S.O”。取り憑かれた人達が告白するたびにBGMが流れ、“U・S.O!”と歌って踊る……どう見てもピンクレディーの『UFO』イントロです。さらにニャーKB(ジバニャンの推しアイドル。これが今までセーフだったのもスゴい)がUSO会見で「私達、普通の女の子に戻ります!」と言いながらステージ上にマイクを置くのはキャンディーズ×山口百恵の引退コラボであり、キャンディーズの大ファンだった石破茂さん(57歳)世代のアラフィフ向け。

かてて加えて「妖怪ネタバレリーナ」話では、フルフェイスヘルメットを被った悪の幹部の『スペース・ウォーズ』。結論:一線を越えたネタが多すぎて、どれがマズかったのか分からない。

引用 http://netallica.yahoo.co.jp/news/20141110-00000007-exrev

 とあった。この文面でこのアニメがどれほどのパロディネタを行っていたか分かるだろう。元々妖怪の名前はダジャレやあるあるなどの名前(ジバにゃんは文字通り浮遊霊。ジコチュウはピカチュウからでは無く自己中から来ている)から来ている事もあるので、こういうネタを取り込むのは容易だろうと思えるが、このパロアニメのシステムは最近のアニメでここまでは存在しなかった。

ちなみにアニメ銀魂は2013年3月28日。アニメの妖怪ウォッチでは2014年1月8日とちょうど終了してから半年以上経過している。他にもあるかもしれないし僕の勉強不足かもしれないが、こういったパロディを含めたアニメは非常に様々な層に人気があるし、ただ見ていても面白い。妖怪ウォッチはこういったパロアニメとしての子供向き作品の後釜を担いつつあるのだ。(勿論アニメが放映終了したという意味合いである。今でもこち亀銀魂などの漫画は第一線で活躍しているし、ケロロ軍曹は一躍新キャラが登場するなど活躍している。もしかしたらアニメも新しく再開するかもしれない。)

後釜と言えば妖怪という立ち位置のアニメも最近では見なくなっていた。ゲゲゲの鬼太郎は一世を風靡したジャンルだが、現在ではアニメなども放映されている感じも無かったし、可愛いキャラと妖怪というのも結構無かった展開である。(いや、鬼太郎も可愛いキャラいるよ?)そういった意味ではアニメジャンルのコンテンツの席は結構空席だったのだ。僕らが知らない以上に子供たちはその空いていた席に座る主役を求めていた。それが今回は妖怪ウォッチなだけだったのでは無いだろうか?

勿論パロアニメだけの立ち位置だけではない。

妖怪ウォッチはパロディとしても一線級で楽しいアニメだった。自分も何話か見ていたが、知らないネタでも元々が狙っているレベルなので大体察しが付く。だが、それ以外にも妖怪ウォッチでは様々な要素が噛み合っている作品だと気づく人も大きいだろう。いわばキーワードを多数セットしたSEO対策並みの作品には違いない。

ストーリーの簡易さはポケモンに近い分かりやすさもあるし一話完結型のアニメは途中層の人にも優しい設定だ。昔ポケモンデジモンを見ていたある意味黄金世代と言いたい位の自分だが、デジモンは1話逃すと本気で意味がわからない時がある。また、伏線も張っている点もあると考察するという考えも当時の自分では出来なかった。まだネットも普及していなかったからデジヴァイスの構造も進化の意味も理解出来なかった。妖怪ウォッチはそんな事は無い。ただその友達になった瞬間が見れないだけだ(それが寂しいと感じるならそれはいいアニメの裏返しである。)

また、振り付けが前提となったアニメも最近では珍しい。ポケモンもトリドリなどのダンスの振り付けも存在しているが、妖怪ウォッチでは必ずと言っていいほど振り付けが殆ど付いたPVをゲーム本体につける位の勢いで紹介している。妖怪ウォッチは初めからアニメとゲームが繋がっているのもすごい点だ。


【妖怪ウォッチ】ようかい体操第一 - YouTube

この妖怪体操も全面的に取り上げている上に最近ではビリーズブートキャンプのパクリと言わんばかりのダンスも登場している。最近の小学校ではダンスを教育に加えている辺りから昔と違い踊ることに対する執着も違うのだろうか?ディズニーのアナ雪もそうだったが、ミュージカルやダンスなどは子供の注目を引く1つの手段だと思うし、結構今の社会では歌で世界を救うというファンタジーに憧れている人も多い。

かと思えば、ストーリーの内容もファンタジーからいきなり子供目線でも辛い過去に向き合う感動話も忘れてはならない。アニメ25話?では妖怪ウォッチのジバニャンの過去話が異様に切なかった。かなり悲しい事でもあるし、妖怪ウォッチ2を貰ってプレイした時には目頭が少しだけ熱くなった。妖怪故になんでも妖怪のせいに出来るし、誓約も無いので過去に飛ぶようなSFの話の構成でも楽しめる。さながら”エブリディ・マジック”の世界観だ。原因が全ての事象に存在している限り、それがいつでも”憑き”まとう。いきなり物理的法則を無視し、世界の中心で愛を叫べないという言いたい事も言えないこんな世の中じゃ・・・という不都合な世の中でも妖怪のせいに出来るとはなんとも都合のいい世界である。喧嘩もするが殺し合いはしないので非常におすすめできる作品だろう。

そんな妖怪ウォッチだが、お菓子やカードゲームなどの多方面展開も忘れてはいけない。パズドラと同じように妖怪ウォッチもカードゲームの展開は忘れていないし、妖怪メダルという新しいコレクターアイテムを生み出した。これは言わずもがなゲームコンテンツの付加価値であり、ゲームでのキャラをアーケードなどの筐体やアイテムでの使用を許可できる鍵の様な存在だから”引き当てること”に意味がある。そうやってメダルを手に入れる楽しさを知っていくわけだ。

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年齢層だけを見るだけで人気は測れないし、売上で競うのも愚かしい。

多くのサイトでは人気の理由の1つに子供世代の人気をポケモンから奪ったというキーワードを多く含ませているのが多いのでは無いだろうか?確かに近年ポケットモンスターの年齢層は少しずつ増加している。今ではニコニコの実況動画ではポケモンの対戦動画が無数存在し、そのコミュニティは様々な問題や功績を残している。だが、未だにポケットモンスターは人気作であることに変わりは無い。近年でも新作を打ち出し、まだまだ現役を退くことはないだろうし、勿論ここではポケモンを支持するとか批判するといったステマ行為はしたくはない。ポケモンポケモンの良さがあるし、妖怪ウォッチもその良さがある。決して優劣や売上で優劣を決める話題が多いが最終的に心に残る作品であればそれでいい。最終的に必要なのは心に残った作品であったかであって楽しむのが一番だ。