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【遊戯王 十二獣真竜 環境デッキ考察@まい。】おすすめな強いデッキと環境デッキ最強の一角に【十二獣真竜】が返り咲く。【週刊 環境デッキを追うvol10】

 

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現在遊戯王において最強なデッキはなんなのか。

という部分と楽しくておすすめなデッキはなんなのかという問いかけが本当に一致するときが来るとは思わなかったという所から始まります。

それがこの2017年4月からの新星デッキ【十二獣真竜】です。

この【十二獣真竜】に関しては実はマスタールール以後様々な環境を荒らしていた現況であり、一旦は恐竜等に退いたものの現在のその安定感から更に凶悪なデッキに変化。更に言えばその後安定性を増していかなければならないという意味をクリアしているデッキという面でこのデッキが浮上したというのはある意味では当たり前の事実なのかもしれません。

 

というわけで今回はこの週刊環境デッキを追う記念すべき第10回目は、【十二獣真竜】について考察していこうと思います。

 

■ 規制された【十二獣真竜】デッキの現在とは。

今回の遊戯王デッキで【十二獣真竜】を語ると『様々なメタゲームに関して強く、後続を確保できる大型を持ち、エクストラデッキに依存していても最低限の動きが出来るデッキ』が【十二獣真竜】というデッキという扱いになるんだろうと思います。

 

個人的に長い文章で良く書いていますが、言い換えれば安定性を増して新しい環境で回せるデッキは?という回答という感じでしょうか。ただし昔の【十二獣真竜】とか少し違い様々な環境のメタに合わせたデッキである事が前提になっているのは間違いないと思います。

 

理由は規制がかかっていない状況で尚且つコード・オブ・ザ・デュエリスト等のカードでそこまで変動を起こしていない為です。これを前提として置かなければ結局このデッキは強いだけジャン!という結論に至ってしまう為です。

が、1枚だけその中で暴れているカードがありました。これはまた後ほど。

という訳でこの規制後数ヶ月で【十二獣真竜】がどうなったのか見ていきましょう。

規制後初期・・・ドランシア等の規制によってメタビート型が流行。

しかし元々【十二獣真竜】デッキが一時期殆ど見られなくなったのはモルモラットやドランシアなど貴重な十二獣自体がいなくなった事による弱体化が一時期あった為でした。しかし一方で、その数週間の後に出来上がったアーキタイプがメタビート型の『十二獣』デッキです。

 

 

《十二獣ヴァイパー》を添えて作られたデッキはいわばメタビートで打点を強くした形という意味不明な陣形を作り上げ、結果として十二獣はもう一度環境上位として返り咲くことが出来ました。

 

既にこの時点で何が怖いかと言うとこれらの大型規制もしていても尚且つ環境上位に入れる点でした。この点は既に語られることが多いですが、《十二獣ブルホーン》のサーチ。そして《十二獣ライカ》の十二獣展開による展開は1枚でも行なえる事に代わりが無かったのです。

『十二獣の展開力』は失ってもメタビートという面では1枚で動ける十二獣が強いのは当然な訳で、元々のメタビートデッキの歴史と言えば《クリフォート・ツール》等を入れた【命削りクリフォート】のようなデッキ。

そして結界像を投入した特殊召喚メタという部分でいれた【結界メタビート】等が昔はやっていましたが十二獣がメタビートとして登場したのはある意味で画期的な事だったのです。

 

 

十二獣の罠の採用平均枚数は準構築での十二獣でも2017年1月の環境の時点で7・8枚であり、2017年4月での罠の採用率はなんと2倍近く増えていて13枚。そしてその枠が【真竜】等のメタに変化した事によって《次元障壁》等のカードが無くなり永続的に拘束し続ける墓地メタを封じたりするほうが強いのではないかという感じに変化したようです。

ちなみに採用されているカードがどう変動したのかと言うと、準構築の【十二獣】では《激流葬》と《十二獣の方合》等も採用率がガクッと低下していますが、最近サイバース・リンクにて再録が決定した《神の通告》はまだ採用率が高いように見えますし、実は公式はまだ十二獣の人権を残しておいたという可能性も見えてきました。(これに関してはまた後ほど・・・。)

 

規制後後期・・・安定性と現環境デッキを優先した【十二獣真竜】が完成。

まさかそこから新しく【真竜】がもう一度手を組んで登場するという事になったという訳です。

 

これに関しては十二獣自体が元々相性が良かったというと言うよりもお互いの相性を補うという形で今回も登場しました。

 

 

規制前でも【十二獣真竜】の強さは異常で次元障壁で止めても、【真竜】が飛んでくるしメタカードの対策がバラバラで対策も行なえないという地獄絵図を作り出したのが問題でした。今回の【十二獣真竜】はそこまで暴れてはいないものの自分の戦いやすいフィールドにコントロール強みを持っているという点に関しては最適な相性という点は言うまでもありません。

 

一応採用枠をかなり減らして罠枠を6枚程度に変更。様々な永続枠を【真竜】に割いてモンスターで攻める形になっていったようですね。

確かに元々【十二獣真竜】に関しては強力なデッキでしたが《十二獣の会局》も無く、前回よりは展開力が落ちているはずなのにと思っても、そこで新しく十二獣の新規カードを使いモンスターを展開している【十二獣真竜】の姿があるのは遊戯王プレイヤーからしたらどう移るのかは・・・(´・ω・`)

 

■ そんな現状な規制後【十二獣真竜】デッキの採用枠について。

基本的に採用率はカード検索様から飛ぶ事が出来ます。

十二獣真竜 - ランキング - 遊戯王☆カード検索

結果として、今回のデッキ構築の最難関の問題があるとすれば安定性の違いというのが上げられるのだと思います。十二獣以外の【恐竜真竜】デッキでは安定性が無く、破壊するカードと破壊されるカードの組み合わせを引かなければなりません

がこういった事故率も少なく組める事や最悪事故っても永続罠でメインの【真竜】を妨害できること。そして《ドラゴニックD》で自分が動きたい時に破壊して動くという強みも得ているのが特徴であり混合デッキとして選ばれたのがポイント。

 

その中で【真竜】の動きを踏まえた上で確認していくと様々な動きを加えている事が伺えました。

■ 規制後の《真竜剣皇マスターP》デッキレシピを見てみる。

■モンスター(21枚)
2 増殖するG
3 十二獣ヴァイパー
3 十二獣サラブレード
3 十二獣ラム
2 真竜拳士ダイナマイトK
2 真竜剣皇マスターP
3 灰流うらら
3 幽鬼うさぎ

■魔法(14枚)
3 テラ・フォーミング
1 ハーピィの羽根帚
3 コズミック・サイクロン
2 炎舞-「天キ」
2 真竜の継承
3 ドラゴニックD

■罠(6枚)
1 王宮の勅命
2 真竜皇の復活
2 真竜の黙示録
1 神の宣告

■エクストラデッキ(15枚)
3 十二獣タイグリス
2 十二獣ハマーコング
3 十二獣ブルホーン
3 十二獣ライカ
2 十二獣ワイルドボウ
1 プロキシー・ドラゴン
1 ミセス・レディエント

公認大会(2017/5/13)1位 - デッキ詳細 - 遊戯王☆カード検索

 

■モンスター(22枚)
2 増殖するG
3 十二獣ヴァイパー
3 十二獣サラブレード
3 十二獣ラム
2 真竜拳士ダイナマイトK
3 真竜剣皇マスターP
3 灰流うらら
3 幽鬼うさぎ

■魔法(15枚)
2 強欲で貪欲な壺
3 テラ・フォーミング
3 コズミック・サイクロン
2 炎舞-「天キ」
2 真竜の継承
3 ドラゴニックD

■罠(3枚)
1 真竜皇の復活
2 真竜の黙示録

■エクストラデッキ(15枚)
3 十二獣タイグリス
2 十二獣ハマーコング
3 十二獣ブルホーン
3 十二獣ライカ
2 十二獣ワイルドボウ
2 ミセス・レディエント

■サイドデッキ(15枚)
1 ハーピィの羽根帚
1 ブラック・ホール
3 異次元グランド
3 砂塵の大嵐
2 聖なるバリア -ミラーフォース-
1 王宮の勅命
1 醒めない悪夢
3 マクロコスモス

WCS2017 店舗代表決定戦(2017/4/30)1位 - デッキ詳細 - 遊戯王☆カード検索

 

近年では高確率での入賞が多く店舗代表も【十二獣真竜】は既に勝ち取っているところも多いようです。ここから【十二獣真竜】デッキを見ていきます。

 

■ 十二獣の動きに【真竜】はどこまで搭載出来るのか。

1【十二獣真竜】のモンスター枠の採用について。

【真竜】の出張要素として最悪《真竜剣皇マスターP》と《ドラゴニックD》の2枚が入って後は数種類だけ入れればモンスター枠には十分なので他のモンスター枠を十二獣や手札誘発に割くことが出来ます。

 

まず基本的にモンスター枠の中心は《十二獣ヴァイパー》&《十二獣サラブレード》。そしてモンスターを多く展開できる《十二獣ラム》。この3枚をテンプレートとして採用されていました。

 主に運用方法としては3枚とも《十二獣ヴァイパー》は除去。

 

《十二獣サラブレード》は打点。そして《十二獣ラム》は展開と、無駄が無いので実質採用率は異様に高いですね。

後は手札誘発のカードを採用する事が必須になっており、《幽鬼うさぎ》を始め《灰流うらら》も採用率は非常に多く見受けられました。時点で《増殖するG》ですが、これは【十二獣真竜】でも刺さるという面で今後有効打になるかという感じ。

【真竜】からの出張モンスターは主に《真竜拳士ダイナマイトK》と《真竜剣皇マスターP》の2枚が主流。採用枠では低確率で《真竜導士マジェスティM》が採用されていますがこの2枚を中心に採用するのがポイントのようですね。

こう見ていると【十二獣真竜】の採用枠はほぼ確定している感じで大会ではこれらのカードを対策するのが第一として考えると良いかもしれません。

2【十二獣真竜】の魔法罠枠の採用について。

実は安定したモンスター枠よりも採用の差が大きいのが魔法罠の選別です。

《真竜皇の復活》と《真竜の黙示録》の2枚を中心に採用枚数が決まっている罠枠に関してサポートするか罠で妨害するかの2択となっているパターンが現状の【十二獣真竜】デッキの内情となっていました。

これに関しては罠の平均枚数が5・7~6という数値になっているものの、その多くは【真竜】の永続罠で半数以上が埋まっているという印象でしょうか。

実は打って変わって、【十二獣真竜】では《真竜剣皇マスターP》でのリリース枠でのコストとして採用枠に《マクロコスモス》等を入れるというのは結構少ない感じでした。メインでの採用は結構少ないように見えます。


遊戯王カード 【マクロコスモス】GS05-JP018-N ≪ゴールドシリーズ2013 収録≫

しかしサイド枠を見てみると、《マクロコスモス》等の妨害は十二獣と共に活かせる他に積極的に入れれる環境デッキのメタカード。活かしつつ戦えるの【十二獣真竜】特有の強みなのかもしれませんね。

 

一方で、そして『ある程度アドバンテージを稼いだ後に制圧が出来る《真竜剣皇マスターP》を置く』という点もあり、今回の【十二獣真竜】も同じであると言っても良いでしょう。また、それに伴って十二獣の動きが強い=とどめに大型のドランシアっていう考え方も出来ます。もうそれだけで強いとして言えない怖さがあるのが否めない。

 

後エクストラ枠に《ミセス・レディエント》等のカードもあるのでライカによる展開補助も確実に行なえるようです。

 

hukusyunyu.hatenablog.com

 

後《スカル・マイスター》等の採用などまたまた注目したいカードも多そうだ。

個人的にこの【十二獣真竜】がおすすめな強いデッキと環境デッキとして選びたい。

今回の【十二獣真竜】の動かし方に関して先に言うとすれば、《十二獣ブルホーン》《十二獣タイグリス》《十二獣ライカ》の3枚で動ける事。

 

そして【真竜】もサーチが出来るし手札誘発も入れられる・・・実は遊戯王において重要なカードを入れられて遊戯王のトレンドである『出張デッキ』をメインとしている点など今の遊戯王の環境を感じることが出来る1番のデッキだからというのがあります。

というよりも遊戯王の概念を壊したエクシーズと、アドバンス召喚の概念はやっぱり使ってても強いなぁとしか思えない。そういった恐怖も抱えているから、強いなんて気づく事もありました。

 

十二獣は、罠を多めに入れても戦えるし【真竜】もまた何かをリリースすれば良いっているコンセプトは今までのどのデッキでも入れれるキッカケを作ってくれる存在だったと思います。それくらいアドバンス召喚権というのは帝と同じで出張できる可能性を広げてくれたのは個人的には凄く感動した瞬間でした。

クリッターをリリースしてサーチしつつ展開。起動効果を使いつつ除去。なんていうのは他のデッキではありえなかった事でしたし(´・ω・`)

 

 

これらは十二獣の時代から続いていましたが、昨今の遊戯王においてのルールを超えた効果を連続で生み出した事による弊害がここに来たとも言える結果なのです。

hukusyunyu.hatenablog.com

しかし一時期こういった出張によるデッキの歴史に多く残されています。例えば征竜のようななんでもデッキにあうから入れると強いなんていう事態を今回この【十二獣真竜】のカテゴリーは起こしてしまったと言えるでしょう。

 

個人的にはマキシマム・クライシス環境後であっても見かけたデッキがまた出てくるという恐怖は結構大きい。そんな事を考えていくとこの2つのカテゴリーは消えるカテゴリーなのか。それともインフレで無くなるカテゴリーなのか。

 

これは遊戯王の新環境と共に大きな歴史として語り継がれる事でしょう。果たしてこの2つのカテゴリーは手を組むのか決別するのか・・・今後が楽しみですね。勿論【十二獣真竜】デッキ以外も環境デッキは様々あります。次回からは様々な環境デッキにフォーカスを当てて見ていこうと思います。

 

それではノシ

 

という訳で今回は皆さんの意見も聞きたいので別途アンケートも設置してみました。出来ればアンケートでコメントもいただければ幸いです。

 

 

 

 

 

過去の週刊環境デッキを追うシリーズはこちら。