という訳で友人に協力してもらい安価で作るデッキに関しての感覚をつかむことが出来ました。昨今のSR彼岸幻影にもメタルフォーゼで勝つことが出来てなんとなく、デッキの回し方が掴めてきた気がします。
大抵ルクスとかガストルなど、実はかなりの拘束力を持っているので初見の人には
「うわっ!これ強そうなデッキだ!相手にすると面倒!」
となってしまうのです。それもそのはず。
大抵の封殺系のデッキでは、この制限させるという能力があるからこそ強いのです。実際デッキによっては何も出来なくなってしまいます。
しかし、一方で問題にあがったアモルファージは大会でもあまり出場する事ない状況でストラクチャーデッキでのDDの方が話題になってましたが
このアモルファージはいったいどういう理由で採用が無くなってしまったのでしょうか。
これからデッキを組む際にはぜひ見てもらいたいですね・・・。
■ 正直言うとかなり辛い。
どっちが辛いって?両方ですよ(笑)
というのもこのアモルファージ。
実は昨今のデッキの相性とあまりいい事がないのです。たとえば維持コストですが、この維持コストはマイナス2されるので結果的にフィールド魔法や永続魔法等に頼る必要があります。
確かにアモルファージにはリリースされたりするときや破壊された場合にサーチが出来るのでかなり優秀なカードが多いのですが・・・。
(後述しますが、インフェクションを引ければ強いです。)
魔法とモンスター。そして罠を同時に防ぐことが出来ないのでどこかでそれを防がれた場合。即座にサレンダーといわざるを得ない状況にもなってしまいます。
???「羽箒で」
筆者「うわぁ・・・スケールとか全部破壊された。何も出来ない。永続も破壊されたし(涙目)」
といいつつも実はアモルファージを1枚引いてもそれで拘束力を持たせられるわけではありません。Pスケールに張ってそしてアモルファージが場にいるからこそ強いのです。
ちょっと崩れたらマジでジェンガの様にやる気とデッキが崩壊します(笑)
たとえば、罠を発動させない効果を持っているアモルファージ・プレストですが、このカードがいなければ即座に神の通告等を打たれアモルファージのPスケールのカードを即座に維持できなくなります。
(それ以外でも激流葬などのリセット系罠ですら維持するためには2体のモンスターを出さなければなりません。)
なので確実にプレスト系は入れておきたいのですが・・・・。
一方で、此方も罠で返せなくなるので、モンスター効果か魔法カードで除去されるとどうしようもない。
そのルートまでを止めるためにエクストラから出せなくするというカードの存在が重要になってくるのでペンデュラムスケールを張るために今度は・・・と実はかなりアモルファージはメタれるときとそうではないときの差が激しいのです。
言ってしまえば、シンクロンのような事故率は高いけどたまに出せればかなり強いテーマという感じでアモルファージはたまにものすごく拘束力を発揮するけどどうしても封じるカードに左右されてしまいがちなのが弱点なんですよね。
確かに昨今のインフレに対しては出させないというのは非常に強力。しかし、そのディスアドがドンドン積もっていき、相手もそれに乗っかってくると・・・っていうなんとも悲しい現実が待ち構えていました(汗)
維持がもし出来なければ。そこから次々とモンスターが沸いてきてという地獄絵図を魅さされるのがこのデッキ。此方もメタってる訳ですし文句も言えません。どうしよう。
■ 回す上で重要なこと。1 Pスケールに何をおく?
wikiより引用させていただきます。
こんな感じで実はアモルファージ単体でもかなり封じることが出来るんですよー。
というメモ。アモルファージの効果は非常に多く、またPスケールによって効果も変わってきます。
八つの枢要罪 象徴する動物 アモルファージ レベル スケール 封じるもの 色欲 サソリ 《アモルファージ・ルクス》 2 5 魔法カード 暴食 ハエ 《アモルファージ・ガストル》 2 5 モンスター効果 憂鬱 イカ 《アモルファージ・キャヴム》 4 5 チェーン 虚飾 (蝶) 《アモルファージ・イリテュム》 8 5 墓地(《マクロコスモス》) 強欲 針鼠 《アモルファージ・プレスト》 4 3 罠カード 憤怒 狼 《アモルファージ・オルガ》 4 3 リリース 傲慢 鷹 《アモルファージ・ヒュペル》 4 3 バーン 怠惰 熊 《アモルファージ・ノーテス》 6 3 サーチ
この中で重要なのは、アモルファージの最大の弱点である羽箒などの全体除去魔法です。アモルファージは特に永続魔法や罠で維持コストのアドを取り戻すのでこれを打たれてしまっては話になりません。
故に、魔法系列の全体除去は常に眼を見張る必要があります。
なので、最終的にPスケールにおくのは魔法を防ぐ《アモルファージ・ルクス》が非常に大切だという事が分かりました。
特に打点もPスケールに置いていれば問題ありませんから大切に使うことが出来ます。
また、アモルファージ上のスケールは3から5なので再利用も出来なければスケールのカードをどうこうする事も出来ないので使い捨ての永続魔法として考えるほうがいいかもしれませんね。
ペンデュラム・効果モンスター
星2/地属性/ドラゴン族/攻1350/守 0
【Pスケール:青5/赤5】
このカードのコントローラーは、
自分スタンバイフェイズ毎に自分フィールドのモンスター1体をリリースする。
またはリリースせずにこのカードを破壊する。
(1):自分フィールドに「アモルファージ」モンスターが存在する限り、
お互いに「アモルファージ」カード以外の魔法カードの効果を発動できない。
【モンスター効果】
(1):P召喚・リバースしたこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、
お互いに「アモルファージ」モンスターしかエクストラデッキから特殊召喚できない。
またそうなってくるともう片方のPスケールに何を張るかですが、これも先ほど言ったようにカウンター罠が辛いので罠を封じるプレストが最優先で張るとかなり拘束力が増します。アモルファージでの基本的なメタ拘束は
Pスケールにルクス・プレスト。
そしてモンスターでエクストラデッキの特殊召喚を封じるという布陣を如何に揃えれるかが重要な戦術なのかもしれません・・・。
とさっきから 《アモルファージ・ルクス》 《アモルファージ・プレスト》とこの2枚しか説明していない気がしますが、他のアモルファージも十分強い拘束力を持っています。
《アモルファージ・ガストル》でのモンスター効果を無効化させるのは打点が低いデッキには刺さりますし、アモルファージのレベル4集団の打点で勝てなければ何も出来ずに終わってしまいます。
また、 《アモルファージ・ノーテス》のように一部ではデッキに刺さるカードもあります。相手のデッキに対して何をすれば相手の行動を防げるのかを考えつつ張るので実はアモルファージ等のカードを入れ替えるイグナイトリロード系は必要なのかもしれません。
ドローしていけばおのずと必要なカードが出てきてくれば・・・いいですね(白目)
■ その2 アドバンテージを稼ぐカードをどう持ってくるのか。
一応アモルファージでのアドを稼ぐ手段はこんな感じで魔法罠で補うのが主流。
アモルファージを毎回ペンデュラム召喚できれば良いんですが、それ以上にコストと同時にドロー出来たりするのでやっぱり必須。アモルファージは打点不足が問題な分”攻撃力”や”守備力”を引き上げる役割を持っています。
- 《アモルファージ・インフェクション》
- 《アモルファージ・ライシス》
- 《アモルファスP》
この中で特に重要なのが《アモルファージ・インフェクション》。
このカードは《アモルファージ・ライシス》や《アモルファスP》と違い手札に加えるのでライシスのようなPスケールに置くだけや、アモルファスの様にドローという不確定要素とかではないのでやっぱり一番に確保したいカードですね。
《アモルファージ・インフェクション/Amorphage Infection》
永続魔法
「アモルファージ・インフェクション」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドの「アモルファージ」モンスターの攻撃力・守備力は、
フィールドの「アモルファージ」カードの数×100アップする。
(2):自分の手札・フィールドのモンスターがリリースされた場合、
または戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
デッキから「アモルファージ」カード1枚を手札に加える。
しかし、こういったアモルファージカードは即座に加える手段が存在しません。
テラフォーミングでサーチが出来るアモルファスPを主軸にドローし、サーチするカードを増やしていく事でそれを引く・・・というのがアモルファージの醍醐味。出来ればその間に崩されないように布陣を立てておかなければなりません。
また、アモルファージライシスも達成する振動と好相性。
永続罠
「連成する振動」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分のPゾーンのカード1枚を対象としてこの効果を発動できる。
そのカードを破壊し、その後、自分はデッキから1枚ドローする。
破壊して1ドロー。そしてライシスでそのままPをサーチして張れば一応アドも即座に取り返せます。また、それに合わせてエクストラデッキに向かったカードを金満な壷で回収かその枠を違う部分に入れるのかはデッキの枠で調整してみると良いかも。
■ なんとなくまとめてみると・・・。
という訳で、アモルファージのデッキをまとめてみるとアモルファージ以外で必要なカードは
・イグナイト・リロード
・達成する振動
・金満な壷
と言ったジリ貧を防ぐためにとりあえずサーチをする事や、重要なカードを持ってくるために必要なカードが重要だとわかりました。特に純アモルファージでは、この”サーチ”というのが痛いほど重要だと気づかされます。
アモルファージ・インフェクションが来ればこっちは《超再生能力》や《モンスターゲート》などリリースする事でドロー加速すれば・・・キーカードに加え次のターンでもうまくウイルスの様に拘束範囲を増やせますが、一方でアモルファージを張ることによって効果が使えないこともあるのでその点だけは注意。
出来ればラスターPや竜魔王ベクターなどを入れなくとも普通に回るときもあるデッキなのでものすごく強い回し方を研究したいですね。
出来れば封殺系は出して欲しくないのが現状ですが・・・やっぱり安価で作れるメタデッキとしての立場でとまって欲しいなぁと思うのが最近の筆者の感想だったりします。
それではノシ
・過去記事。
昔はEMの展開と合わせて強かった。アモルファージ。今では純で組んでもフリーでなら遊べるくらいの良デッキに変わった気がします。