という訳で今回は儀式テーマである機械天使です。元々天上院明日香が使っていたテーマデッキなのですがARC-Vアークファイブのアニメで登場し今回登場という形に。
元々タッグフォース等ではアニメオリジナルの効果で使うことが出来ましたが、効果も中々に面白く安く組めるというのが分かったのですが一方で打点不足などの問題点も浮き彫りになっています。
ただ新パックにて強化がくるっぽいので中々面白くなるかもしれません。
中々に範囲が広い儀式ゆえにいろいろ出来そうなんだけどなぁ。
昨今の儀式はかなり高騰してて辛い!けど儀式デッキでいいの無いかなという人にはすごく朗報なカテゴリーかもしれませんね。
ネクロスや、カオスMAXのおかげで色々高くなりましたが、いろいろ機械天使は面白いことが出来るかもという期待も少し出てきました。中々に面白いですが、安値で組むためにも少しカードをおさらいしていこうと思います。
打点が辛いならオネストでカバーできれば良いんだけど・・。
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■ せっかくなので機械天使をおさらい!
機械天使は、レベル6や8の儀式モンスターを中心に展開するデッキで様々な儀式モンスターの効果を使いトリッキーに戦っていくデッキになります。主に守備力分のバーンや、墓地に送るという強力な効果は意外と使ってみればクセになる効果です。
また、打点が非常に辛いというときも光属性ゆえのオネストがあるので奇襲にも最適。
サイバー・エンジェルー荼吉尼ーで最悪墓地に送り打点が超えられないモンスターも対処が出来るのが良い点だと思ってます。この墓地に送るというのは破壊等でもないので最近多い破壊耐性も無視できるのが良いですね。
また、特に儀式天使で面白いと感じたのは他の儀式モンスターもついでに入れられる点です。
今まで特徴的な強い”あの”儀式モンスターも一緒に入れられるのです。パーデクでおなじみのカードやサフィラなんかもそうですね。
それを可能にしたのは、
祝福の教会-リチューアル・チャーチ等の専用サポートカード
にあります。
「祝福の教会-リチューアル・チャーチ」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の手札から魔法カード1枚を捨ててこの効果を発動できる。
デッキから光属性の儀式モンスター1体または儀式魔法カード1枚を手札に加える。
(2):自分の墓地の魔法カードを任意の数だけデッキに戻し、デッキに戻した数と同じレベルを持つ、自分の墓地の天使族・光属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
このカード自体が機械天使だけに対応している訳ではないので他の光属性の儀式モンスターを何なく混ぜられてしまえるんですよね。
今回のフェスタ2016にて配布されているヴェーヌも実は光属性の儀式カードなので盛ってる場合はこっそり入れてみるのも面白いカードかもしれません。特に機械天使だけに飽きてしまったら、他の儀式を入れてみてという楽しみも出来ます。
安価で作れて尚且つ混ぜれるというのは儀式デッキでもかなり資産的にもやさしいデッキかもしれませんね。
■ 必要なカードとその理由。
という訳でここからは、必要なカードとその理由についてみていこうと思います。機械天使はもちろん儀式デッキなので儀式系のサポートカードは大抵必須。
ですが、まずは儀式天使特有のカードが少し多いので先にそっちから見ていくことにします。
● サイバー・プチ・エンジェル ・・・ 所謂機械天使専用サーチカード。
機械天使軸で組むなら一考したいカード。特に召喚するだけで機械天使の儀式系を引っ張ってくることが出来ます。儀式では儀式モンスターとそれを召喚する為に必要な儀式カードが必要なので意外とこういうサーチは融合やエクシーズよりも優先されます。
意外と儀式ではこういう専用カードがいないと回らないことがあるんですよね。
《サイバー・プチ・エンジェル》
効果モンスター
星2/光属性/天使族/攻 300/守 200
「サイバー・プチ・エンジェル」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「サイバー・エンジェル」モンスター1体または
「機械天使の儀式」1枚を手札に加える。
このカードはいわば機械天使専用のサーチカードなので汎用性があるのはいいんですがいささかリリースするレベルがちょっと低いのでかなり辛いときもあります。また、機械天使以外のサポートを入れる場合はレベルと種類の関係上マンジュ・ゴッドとセンジュ・ゴッドを入れるだけでプチ・エンジェルを抜く選択肢もあるかもしれません。
これはただ単にリリースする手数などが足りないとかの場合も含まれますが40枚の中にどうしても入れられない場合もあるからです。
サフィラなどの混合機械天使デッキの場合はあえてこっちを採用し、どちらが来ても良い様にしておくのは手かもしれませんね。
《マンジュ・ゴッド/Manju of the Ten Thousand Hands》
効果モンスター
星4/光属性/天使族/攻1400/守1000
(1):このカードが召喚・反転召喚に成功した時に発動できる。
デッキから儀式モンスター1体または
儀式魔法カード1枚を手札に加える。
《センジュ・ゴッド/Senju of the Thousand Hands》
効果モンスター
星4/光属性/天使族/攻1400/守1000
(1):このカードが召喚・反転召喚に成功した時に発動できる。
デッキから儀式モンスター1体を手札に加える。
しかし、駿河屋などで調べてみましたが安値で買う場合はこのゴッド系の採用をどうするかで決まってくると思います。儀式デッキは特にこの2つのカードを思い切り使いまわせるので今後儀式を組むかで枚数購入を検討するのが吉。
もし機械天使のみでデッキを組む場合では、このカードの採用枚数を考え聖刻のようなリリースされることで効果を発揮するカードを入れてしまうのも手だと思います。
ただこっちはこっちで高いのでアレなんですけど・・・(汗)
● 儀式魔人の採用 ・・・ リリーサー等でモンスターに様々な効果や召喚コストを下げろ!!
実は意外と鍵を握っているかもしれないカードたち。さすがに全てを入れるとやってられないくらい回りませんし、リチュアル・チャーチの効果外だったりしますが意外とかみ合うときも多いのがこの儀式魔人シリーズ。
リリーサーはリリース確保で重要な役目を果たしますし、他のカードも様々な効果を発揮しますので何か効果が欲しい!という場合には採用しておきたいカード。しかし、レベルをちゃんと合わせると言うことを考えると中々難しいんですよね。
デモリッシャーは効果の対象にならないという効果は便利ですし、戦闘破壊で1ドローも中々・・・。
■ ゲールドグラ ・・・ ライフポイントが痛いけど即座に確保できるのはやっぱり魅力的でした。
《ゲール・ドグラ/Gale Dogra》
効果モンスター
星2/地属性/昆虫族/攻 650/守 600
3000ライフポイントを払って発動する。
自分の融合デッキからモンスター1体を墓地に捨てる。
ゲールドグラは、いわゆる融合デッキ(エクストラデッキ)から一枚墓地に送ることが出来るカードで、これに宣告者を合わせてサーチをするというのがかなり強力なようです。
友人とも少し話してみたのですがレベルが機械天使と絶妙らしく、弁天等のレベルを合わせるとちょうど8になるので、サイバー・エンジェル-荼吉尼-の出しやすさも噛み合うという訳です。
そう考えてみればそのままサーチとリリースを噛めるのは美味しいですし、1ターンに一回制限もないので、即座に2回発動し墓地に送ればアドバンテージを稼ぎつつ盤面を形成できてしまいます。
しかし、一方で最近の人気な神の通告は連発出来ないのでここら辺は手札と相談しつつになりそうですね。
安さを求めるなら再録を待つのは十分に良いかもしれませんし、カオスmaxなどの儀式を作ろうかなと思える人には買ってみても良いかも。
■ 魔法カードは機械天使軸に重要な意味があります。
● 祝福の教会-リチューアル・チャーチ ・・・ 魔法を切れば儀式モンスターサーチ&サポートが強力。
先ほど紹介したリチュアルチャーチは儀式カードを一気に回収することに加えて、墓地にある魔法カードを任意の数だけデッキに戻し、デッキに戻した数と同じレベルを持つ、自分の墓地の天使族・光属性モンスター1体を対象としてそのモンスターを特殊召喚するという効果があります。
特に光属性の儀式と相性が良くて、墓地のカードの魔法を利用できるのは非常に便利。よく手札に余るテラ・フォーミングを利用できる上に、そのカードを利用できるのはかなり事故率を下げるきっかけになりました。
更に言えばレベル4のオネストも回収し、打点の強化につなげる事も出来ます。今まではサフィラなどの回収をメインにするしかありませんでしたがこれでオネストを回収しやすくなりました。かなり便利な一枚です。
「祝福の教会-リチューアル・チャーチ」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の手札から魔法カード1枚を捨ててこの効果を発動できる。
デッキから光属性の儀式モンスター1体または儀式魔法カード1枚を手札に加える。
(2):自分の墓地の魔法カードを任意の数だけデッキに戻し、デッキに戻した数と同じレベルを持つ、自分の墓地の天使族・光属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
このカードを採用する場合どうしても魔法カードが非常に重要になってきます。先ほどのサイバー・プチ・エンジェルの採用枚数もありますが、魔法カードを多く入れることで墓地のカードをそのまま出すことも出来るので魔法は多めに入れておきたいんですよね。
まったく邪魔にならないということも踏まえると以下のカードが重要になっていきます。
§1 儀式の準備&儀式の下準備の採用
まず大切なのは儀式をそのまま持ってくる儀式の準備シリーズ。準備は制限になってますが下準備はまだ無制限。ただ機械天使はサーチ出来ないかもしれないので、サフィラなどの混合デッキで製作するほうが採用しやすくなります。
儀式魔法も立派な魔法カードですしこまったらチャーチで入れ替えしつつ行えば一気にカードをそのまま引っ張るというのが主な回し方な感じが。
また、下準備により各種儀式を持ってくれば魔法カードも墓地に増えて天使も墓地から出せるので結構良さそうなイメージ。サフィラなどのサーチ、パーデクでの妨害も加えたら中々嫌な動きをしそうですね・・・汗
まとめると、儀式の準備などで回収しつつ儀式モンスターを出してという動き方の間に魔法を出来る限りじゅんだくに使ってチャーチの2効果を発動。オネストの回収を・・・という感じで動かせればいいですね!
■ 機械天使の儀式モンスター・・・エースカードは非常に便利!!
という訳で今度はサイバー・エンジェルを見ていきます。先ほどのリチュアルチャーチでサーチ出来るのでかなり出すことは出来ますが、これはこれで優秀なカードが多いです。
● サイバー・エンジェル-韋駄天- ・・・ リリースで打点確保。もう少しの押し込み打点が欲しいときに。
儀式・効果モンスター
星6/光属性/天使族/攻1600/守2000
「機械天使の儀式」により降臨。
(1):このカードが儀式召喚に成功した場合に発動できる。自分のデッキ・墓地から儀式魔法カード1枚を選んで手札に加える。
(2):このカードがリリースされた場合に発動できる。自分フィールドの全ての儀式モンスターの攻撃力・守備力は1000アップする。
韋駄天は、儀式召喚に成功すればデッキ墓地からカードを回収できます。
リリースされれば儀式モンスターの攻撃力をパンプさせるので-荼吉尼-&-美朱濡-等のつなぎで出すこともあるかもという一枚。このカード自体も、儀式カードをサーチするので意外と手数にも困りません。
召喚権を使っている場合などもそうですが、1600打点でも打点が欲しいときには出したいところ。ただ出すと言うよりも機械天使独特の打点不足を補うための起点になりそう。機械天使の弱点は儀式の打点不足なのでこれを補うにはどうしても韋駄天の存在が重要になってきます。
またこれ、手札から直接リリースしても効果を発揮してくれるみたいです。
なので儀式カードがあまり足りていない場合はこのカードをそのままコストとして使うのもいいかもしれません。サイバー・プチ・エンジェルと合わせてレベル8までを儀式のコストで補えるという計算ですね。
展開というより補助として入れておきたいディサイシブの影霊衣という感じで使えれば良いなぁと思ってます。
● サイバー・エンジェル-弁天- ・・・ 戦闘で勝てばバーン!リリースでオネストサーチも出来る優秀カード。
儀式・効果モンスター
星6/光属性/天使族/攻1800/守1500
「機械天使の儀式」により降臨。
(1):このカードが戦闘でモンスターを破壊し、墓地へ送った場合に発動する。そのモンスターの元々の守備力分のダメージを相手に与える。
(2):このカードがリリースされた場合に発動できる。デッキから天使族・光属性モンスター1体を手札に加える。
弁天は戦闘で相手を破壊した場合に守備力分のバーンを与えると言うもの。そしてリリースされるとそのままデッキから天使族で光属性を持ってこれるという効果を持っています。このサーチで直接オネストを持ってこれるという点に中々の優秀さを感じます。
チャーチも含めてですが、オネストで打点を調整して殴ると言うのが基本コンセプトになるかもしれません。
デッキの中身でたまに確認しているとクリスティアが入っている理由はこのクリスティアのカードがあるからだと思います。
天使族のカードを儀式で枚数コントロールし、出せれば特殊召喚を封じるカードとしても活用できてしまいますからピン刺しでも入れれればかなり戦力にはなりそう。
● サイバー・エンジェル-荼吉尼-
儀式・効果モンスター
星8/光属性/天使族/攻2700/守2400
「機械天使の儀式」により降臨。
(1):このカードが儀式召喚に成功した場合に発動できる。
相手は自分のフィールドのモンスター1体を墓地へ送らなければならない。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分の儀式モンスターが守備表示モンスターを攻撃した場合、
その守備力を攻撃力が超えた分だけ相手に戦闘ダメージを与える。
(3):自分エンドフェイズに自分の墓地の、
儀式モンスター1体または「機械天使の儀式」1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
-荼吉尼-は、いろいろ効果がありますが最終的にエースとなるのはこのカードのような気がします。-荼吉尼-の効果は墓地に送るというのを相手が選ぶと言う珍しい除去効果。痛みわけのような裁定になってるのでおそらく様々な耐性を吹き飛ばすような効果に違いありません。
しかし、このカードの優秀さは他にもあって守備貫通は言わずもがな自分のエンドフェイズに儀式モンスターを回収できるという点にあるんじゃないかなぁと。
何故ならこの機械天使はオネストや様々なサポートに加えて儀式モンスターもリリースして効果を発揮しますから何かしらアドを取りつつ出せることが出来ます。問題はそのレベル調整であって、サフィラをリリースしてもエンドフェイズに回収できますし、フィールドにいればいるほど効果が重複するという自己完結カードになっています。
しかし、一方で打点の低さを補うのはほとんど自分のターンのみ。
オネストの回収も弁天から行えばいいのですが、弁天は墓地からの回収が出来ないので最高でも3回しかサポート仕切れません。その代わりにチャーチなどの回収はありますが相手ターンにリリースする手段がなければキツイ感じもしますね。
攻めるなら一気にという感じでしょうか・・・。
● サイバー・エンジェル-美朱濡- ・・・ 完全なエクストラメタに特化&二回攻撃で一気に攻める!!
星10 光属性 天使族・儀式 ATK/3000 DEF/2000
「機械天使の儀式」により降臨。
①:このカードが儀式召喚に成功した場合に発動できる。エクストラデッキから特殊召喚された相手フィールドのモンスターを全て破壊し、破壊したモンスターの数×1000ダメージを相手に与える。このターン、このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃できる。
②:1ターンに1度、フィールドのカードを破壊する魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、自分の墓地の儀式モンスター1体をデッキに戻して発動できる。その発動を無効にし破壊する。
-美朱濡-は先ほどの弁天でのサーチでオネストを引っ張ってくれば火力を底上げできるので青眼のような手札からの特殊召喚系でも対応が出来そうです。さながらサイバー・ツイン・ドラゴンのオネスト攻撃のような感覚で使えますし、発動を無効にし破壊する効果も中々優秀。
■ 中々安くで組めそうなテーマでした!!
儀式を舐めていたという訳でもないんですけどネットで聞こえていた打点不足という弱点もオネストの回収で補えればソコソコ強いというのが分かりました。
機械天使というかネクロス以降、儀式に関してはモンスターがリリースされても効果を発揮するので意外と使ってて楽しかったです。
しかし、機械天使に関してはまだまだ強化が欲しいなぁと思うところ。特にいくら出せても耐性を持っているのは今のところレベル10しかいなくて展開をうまくやってからのウェーブ・フォースや対象を取らない除去には非常に弱そう。
また、最近は強制脱出装置を入れているデッキも多く、対処法が銀竜と同じ感じで破壊以外の対処には非常に辛い場面も多くなるかもしれません。
しかしそれを乗り越えるくらい優秀な効果があるとすればエクストラメタと各種儀式の混合デッキに仕上げられる点でしょうか。
この点はどのデッキよりも優秀だと思ってます。実際リチュアル・チャーチが強いだけなんですけどね。。。というわけでも無く機械天使もオネストなどを直接ひっぱってくるので無駄がありません。比較的に安値で組めるデッキなので儀式デッキを組む場合には参考にしてみたいデッキでしたね。ちょっと今後もう一度儀式を見直してみようと思いました。
特に明日香はまだまだ出て来るだろうし強化も来るかもしれませんよ!楽しみです!!
それではノシ