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アニメ 艦これの考察。 アニメ2期に進む前に如月轟沈など艦これはバイオハザードだったという話。

 

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最近アニメの艦これが批評続きだと聞き、ネットを見てみたら全然良かったと思えないという声が大きかった。

主に如月の轟沈や提督の無能さが滲み出ているとか散々な言われようである。
僕がこの反応を見たときには非常にショッキングで、「あぁ、視聴者は単なるキャラゲーとして見てたのか。」と残念な気持ちになったのだが、この事について今回は語っていこうと思う。
 
というのも、この【艦これ】を見始めた時は恐らくこれが歴史的な物をメタファーにした(言いたかっただけです。すいません)ものか、それともキャラを生かした媚びたアニメなのかというのが実にあいまいな作品だったためだ。
 
元々艦これは、艦隊が好きな人と島風や榛名等のキャラに萌えて(別に好きだからこのキャラを例に挙げたわけでは無いぞ・・・多分)いる人かどちらかなのだろうと思う。前者なら、いきなり検索結果にかわいい女の子が移り検索妨害だ!!と思う人もいれば好きな戦艦が可愛いキャラになったと大喜びする人もいるだろう。
後者は勿論、現在でも様々なポスターやパズルなども販売しているのでキャラクターものとしての個性が非常に強い作品だし個人的には好評なのだが・・・。
 
 
残念なことに今回の艦これのアニメは非常にこの線があいまいだったのだ。

 

何故なら、艦これ自体が史実を元にしたストーリーの割には提督の行動や言動が非常に無能と言うかなんというか・・・そう視聴者は”置いてけぼり”だったのだ。
こればっかりは、確かにそうだとしかいいようが無いのだが、肯定的な人は実はいない訳ではなく、歴史の改変の為に様々な努力をしていると言う声もある。提督は吹雪と結婚する以前に・・・という事の伏線の回収や如月の犠牲など非常に面白いものも多い。しかしながら、提督は如月を沈没させた事は事実で、このことだけでも一応は無能なのかもしれないが。
 
とまぁ、この提督が無能とか馬鹿だと言う前にこのアニメを評価する前に1つ確認することがある。
 

 

 

”この艦隊が出てくる当時の歴史をどれだけ知っているか――?”
 
という事だ。この部分を知っているのか知っていないかでまず艦これを見るスタートラインが非常に変わってくる。もし知らないと言って批判するわけでは無い。問題はアニメ自体の内容が”歴史を証言する説明が非常に無かった事”にある。
 

歴史を説明することが非常に重要だということ。 

 
全ての視聴者は日本の戦艦の史実を知っているわけでは無い。それは当たり前の事で特に戦争の中のさらに戦艦だけを知っている人は非常にミリタリー好きな人しかいないだろう。大半の人は大和位は知っているだろうが、島風長門・・・さらには吹雪なんていわれても分かる人などまずいない。これは私達の時代が戦前で生きていないこともあり、実は曖昧な中での知識がこのアニメを見るのに生かされているのだ。
 
そんな中で如月が轟沈したというのも、元々は如月という戦艦が沈んだ場所と同じで、それをイメージした戦いになっていたのだ。ここをただの轟沈と考えるとまずいのはそれで、実はこの時点で大きな力の働きや”さだめのくびき”なんていう言葉で表現されるのは結構後である。さらには、3話を見逃せばさらに展開が分からなくなる仕様だ。
 
この時点でいわゆる如月ショックが起きたのだ。まぁ後に炎上などの様々な問題があって、アニメの続編が出てくる以前にも賛否両論の意見が相次いでいる。
それにエア提督という提督が出てこないという始末等言い返せない事案などもあった。だが僕がこの時点で色々思ったのは艦これのエンディングは一体なにかという事だ。これが一番重要な要素だろう。
 
最近では提督が吹雪一途な変態な提督だと言うことも明らかになったが、問題はそこではなく提督は”吹雪と結婚するのが目的”なのか”吹雪を可能性の獣としての雇用を選んだか”という2択に分かれると思う。
と言うわけで様々な意見を色々まとめていた。 
ココからはキャラに愛着がある人は見ないことをお奨めする。

ここで分かったのは吹雪をキーパーソンとして見ているか、相棒以上の何かで見ているのかで結構差が出てくると感じる。

 

前者だと、吹雪は提督のいわば”コマ”で歴史の改変の際に非常に有用な為使えない時点での投入をし実践を積ませようとしたと考えられる。

非常に悪い言い方だが、もし吹雪がこの段階で轟沈してしまえば別に戦力に問題あるわけでも無い為轟沈しても生還しても歴史改変に繋がるのだ。

元々艦娘の生還達成率は史実上の歴史改変でしかなく、艦娘は歴史と敵両方を相手にする必要がある。その上で尚且つ歴史で沈む可能性のある娘を直接的に救わなければならない。如月が轟沈したのも主に単独行動?が問題だったわけで、吹雪が何度も轟沈しかけてるときにはお約束とおり誰かが助けてくれるのだ(べつに単独行動ではないのだが、近くにいてても助けることが出来なかった範囲にいたのは間違いない)。

何故吹雪がコマだったのかという点については監督のアニメ2期の内容発表にて

 

 記者団から、上坂が主人公の吹雪役を演じたテレビアニメ『艦隊これくしょん -艦これ-』の続編決定について触れられると、「あれは二期決定ってことでいいんですかね?」と、まだ具体的なオファーが来ていないことを匂わせた上で、次のように述べた。

「吹雪は十分に強くなったので、(二期であれば)きっとまた違う艦娘の成長話になると思うんですけど、ほかの吹雪型も演じてみたいなと思います」。

 引用 http://news.livedoor.com/article/detail/9949928/ 

 

という内容がなだれ込んで来た為だ。これを見る限り吹雪と結婚するとかという愛情は全く無いのが分かる。提督の判断は吹雪が夢で出てきたことを吉夢と考えるあまりにもロマンチックな提督だったのだ。

 しかしながら提督は理想的に考えると、ちゃんと吹雪たちを生存させ”如月”だけの被害に留めたというのも立派な功績だろう。その上で見れば提督は被害を出させずに行動した人なのだが・・・。

アニメの12話だけでは話を変えたと言う話も無いし、その上提督は君自身と言われるとそれは視聴者に甘えすぎているのではないか?と言わざるを得ない。轟沈も入れないと話が進まないというアイデアならその回の伏線をたくさん張っておくのが筋で、最終話に登場した髪飾り1つで実は敵になっていた・・・。とカンぐれと言われても説明不測なのだ。そもそも提督はこの事実に気づいて如月を轟沈させたとなればそれはそれでリスキーな事で”強大な敵を1人増やした”ことになる。

 

 

知らないとなれば、この時点で動けるように改善したのは認めるがあまりにも説明や葛藤が無さ過ぎる。こういった部分でのマイナスが重なった為に艦これのアニメは賛否両論になったのだろう。

艦これアニメのシステムはあのバイオハザードに似ている。

実はアニメの1話で察しがついた人はいるのかもしれないが、艦これの話の内容は主にバイオハザードに似ている内容とも取れる。

 

これはどういうことかというと、艦これの全容では

・日本は鎖国状態であること

・謎の艦隊のような敵に襲われていること(深海棲艦)

・対抗するには艦娘しか出来ないこと

・味方が敵になる可能性を含んでいると言うこと

という4つの点だ。これを入れ替えると「現在住んでいる所に突如謎のゾンビが襲ってきた。しかも周りの支援を受けれずに停滞している。外に出ることは許されない。そこで対抗できるのはとある生物を駆除するための兵器しかなく、さらにはやられた人間はゾンビになってしまう」という風に取れる。これは、いわゆるドラマ性を重視したもので代用出来るとも言えるだろう。別にパクったという訳ではないのだが、こういった制限された状態での死闘というのは面白く、ここから切り開かなければならないと言う極限状態からの行動が非常にアニメなどにマッチしているためだ。

日本のゲームは、なぜ海外でも人気なの?というサイトの考察ではこう記されている。

「『戦争のためにつくった秘密のウィルスがばらまかれてしまった』というストーリーは非常に現実味があり、そこの『ドラマ要因』がまず人々の心をつかみました。さらにゲームをクリアした後に自分好みのコスチュームに変えることができるところは2位の『視覚要因』にあてはまり、銃で撃っても撃ってもゾンビが立ち上がる姿は、今までに無い画期的なカメラワークであり、3位の『技術要因』に該当します。まさに三拍子揃った素晴らしいゲームだと言えるでしょう」

http://www.okwave.com/ja/culturezine/psychological_analyses/81/229

艦これのアニメは面白さに高めていくと、このドラマ・視覚・技術という面をクリアできる可能性があったのだ。

ドラマは先ほど言ったストーリー。艦娘の相手にしていた敵艦は実は艦隊の成れの果てだったという内容にも出来るし、轟沈した艦娘をなにかで操っているとも取れる。最終的な目標は人類の破滅でもあり、その点でも非常に怖い内容でマッチしているだろう。

視覚要因は勿論分かると思うが、艦娘のキャラ自体が視覚的に満足な要因になるだろう。まさに中破のそれで、全部が女キャラなのだからむさ苦しいといったことも無いし、怖いイメージを残しつつ戦闘を行える。技術では、カメラワークや艦これ特有の3DCGの進歩で変わってくるはずだ。

 

という様に実は艦これのアニメは面白い要素を作り上げる上で非常に有用なアイデアを多数持っているのが分かる。こじつけかもしれないが、1意見として聞いてもらえれば幸いである。